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8ます。しかし当時はそのようなことは分からず、なぜこのような試練が平和だった我が家に起こるのか全くといっていいほど理解に苦しみました。しかしそれはもっと多くの実を結ぶための神様の愛の刈り込みの時期であ....

8ます。しかし当時はそのようなことは分からず、なぜこのような試練が平和だった我が家に起こるのか全くといっていいほど理解に苦しみました。しかしそれはもっと多くの実を結ぶための神様の愛の刈り込みの時期であったのではないかという事が、今になってやっと理解できるようになってきました。「わたしはまことのぶどうの木であり、わたしの父は農夫です。わたしの枝で実を結ばないものは、父がそれを取り除き、実を結ぶものはみな、もっと多く実を結ぶために、刈り込みをなさいます。」（ヨハネ一五・一～二）しかし、これらの試練を通して聖書から神様のおきてと忍耐を学ぶことができました。この試練の一番大きな神様の目的は、私の傲慢な自己中心の態度を粉々に打ち砕くことでした。そして自分自身を頼まず、へりくだって天と地と海とその中にあるすべてのものを造られた神により頼む者とするために、神が私に与えてくださった厳しい愛の懲らしめであったと今になってわかってきました。しかしその時は何もわからず本当に辛く大変でした。幸いに多くのクリスチャンの友人たち（アメリカ・日本）の励ましと祈りに支えられて、これらの試練を一つ一つ乗り越えてくることができました。「もしあなたがたが、だれでも受ける懲らしめを受けていないとすれば、私生児であって、ほんとうの子ではないのです。」（ヘブル一一・八）神様の大きな憐れみのうちに、二十年前の最悪の状態から弟も少しずつ癒されて、今は高二になる女の子と小四の男の子をもつ幸いなクリスチャンホームが与えられ、家族みんなで教会に行っています。私の仕事についてもかえって以前より更にもっとやりがいのあるいい仕事に恵まれ、六十二才までＩＢＭで働くことができました。また妹も破産宣告などの手続きをして、最近はやっと普通の生活ができるようになってきました。長男の満も五年前に東京にある高校を何とか卒業して、二〇〇八年四月に十六才の時から家を飛び出して放蕩ざんまいの生活をしていた西荻窪のアパートから突然引き上げて家にもどってきました。そんな中、昨年