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写真屋さんの居酒屋講座19回りをよく見て見ると、もう青息吐息だ。どこかで間違ってきたんだろうかと思う。関ちゃん 今アメリカで禅宗が見直されているようだよ。その僧侶が何故そういうことが起こるのかということ....

写真屋さんの居酒屋講座19回りをよく見て見ると、もう青息吐息だ。どこかで間違ってきたんだろうかと思う。関ちゃん 今アメリカで禅宗が見直されているようだよ。その僧侶が何故そういうことが起こるのかということを説明していたが、彼等はヨーロッパの歴史しか知らない、そしてそれを金科玉条のように信じてきた。西洋が生みだした「科学」なるものが最上で、「科学」で何でも解決されると思いこんできた。そして初めて東洋の思想にふれて、大きな驚きと、その中に人間としての生き方の妙があることを理解したらしい。竹ちゃん 同じような言い方を読んだような気がする。そうだ『対話で探る「新しい科学」』という本だ。そこで河合隼雄氏が『人間という存在に対しては、ニュートン―デカルト的パラダイムによってたつ因果律による法則が成立しないという思いも強まってきた。つまり、人間を近代科学の方法論で「科学的」に研究することは不可能ではないか、という疑問がわいてきたのである。」というんだ。浜ちゃん 皆さん自分の読んだ本で来ましたね。私も読んだ本があるんですよ。京セラの稲盛和夫さんと哲学者の梅原猛さんの「近代文明はなぜ限界なのか」というんです。さっきから安ちゃんが言っている3S政策、つまりアメリカ文明を検証しなおすんです。以前にも同じメンバーで「哲学への回帰」という本があるんですが、私にとっては凄く刺激的な本でした。森ちゃん なかなかやりますね。幸ちゃん 私たちも少し東洋思想を勉強したいと思っていたところなんです。里ちゃん こんなお話を聞かせていただいていると、私たちは何を学んできていたのかと思います。安ちゃん あれは2年前くらいに神野直彦さんが岩波新書から『「分かち合い」の経済学』という本を出しました。「はじめに」のなかでスウェーデン語の「オムソーリ」という言葉を説明します。原義は「悲しみの分かち合い」というらしいのですが『「悲しみを分かち合い」「優しさを与え合い」ながら生きている、スウェーデン社会の秘密を解き明かす言葉』だと言うのです。漢字というのは面白いですね。「優しい」という字は「人」ベン「イ」に「憂」=うれいと書いて「優しい」。人の憂いを自分のことのようにうれう、それは優しいことなんですね。ここでも「パクス・ブリタニカ」「パクス・アメリカーナ」について論じられています。岩ちゃん 今度はその中身について話して下さい。竹ちゃん そうだね。それぞれ読んだ本の内容について語り合うと言うこともいい飲み会になると思うよ里ちゃん 一寸ずうずうしいかもしれませんが私たちも仲間に入れていただけませんか。宮ちゃん そうだね。何かの縁かもしれないから、よろしかったらまた来るといいですよ。浜ちゃん 「袖すり合うも多生の縁」と言いますからね。幸子さんは政治の話が得意なんですか。幸ちゃん もう少しお話を聞きたかったですね。関ちゃん まあ、ここは飲んだ勢いで何でも話題にしちゃおうと言う会ですからね。よろしかったらどうぞ。高ちゃん では改めて乾杯といきましょうや。一同 かんぱ?い。