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第一講 国語の正体を知ろう191『日韓=合わせ鏡の世界』 呉善花あっ、これこれ、「呉お善そん花ふぁ」さん。   実は、この筆者は韓かんこく国人なんだ。あっ、そうか! だから、日本人のことを「相手」と言った....

第一講 国語の正体を知ろう191『日韓=合わせ鏡の世界』 呉善花あっ、これこれ、「呉お善そん花ふぁ」さん。   実は、この筆者は韓かんこく国人なんだ。あっ、そうか! だから、日本人のことを「相手」と言ったんだ。 韓国人から見たら、日本人は自分の意見をはっきり言わない変な人たちとなる。?何を食べましょうか?と聞いても、はっきり答えないから、どうしたらいいのか途方にくれてしまう。「なぜ多くの日本人が『何でもいいです』と答えるのかというと、『○○を食べたいと言って、もしそれが相手の食べたくないものだったら悪いな』という思い方が、どうしても意識の中で先行するからなのだ」って書いてあるけど、これ分かる。だって、私が「お魚、お魚」って言ったとして、もし相手がお魚を嫌いだったら、きっと困ると思うから。 そうだね。ここまでが具体例で、筆者は韓国人。 韓国人から見たら、日本人は?自分が受け身の側に立とうとする?=?選択権を自分で持とうとしない?となるんだ。 そこまでが最初の段落で、次に筆者はそのときの日本人の気持ちを代弁してくれている。 このように文章には要点と飾り?具体例?の部分がある。要点の部分に線を引っ張って読んでいくことが、論理的な読解の第一歩なんだよ。 ともかくも、日本人は物事をはっきり言わず、曖あいま昧いな表現をすることが多い。この日本人の曖昧性にぶつかって「理解」を放棄してしまうと、「日本人には自己主張というものがない」とか、「どっちつかずの風か ざみどり見鶏」「タテマエばかりでホンネを言わない嘘うそつき人間」「表裏のある二重人格者」などと考えることにもなってしまう。確かここから後半だったわね。 冒頭の?ともかく?に着目してごらん。?ともかく?は話  筆者の主張は形を変えて繰り返す筆者の立てた筋すじみち道を追いながら文章の要点をつかまえよ論理の公式 ②