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第一講 国語の正体を知ろう171『日韓=合わせ鏡の世界』 呉善花   では、第一段落から読んでいくよ。   日本人を食事に誘って「何を食べましょうか」と聞くと、「何でもいいです」という答えが返ってくる。日....

第一講 国語の正体を知ろう171『日韓=合わせ鏡の世界』 呉善花   では、第一段落から読んでいくよ。   日本人を食事に誘って「何を食べましょうか」と聞くと、「何でもいいです」という答えが返ってくる。日本人とつき合いはじめた外国人は、これでわけがわからなくなることが多い。 少しア慣れてくると、「ああ、これは、無意識に①自分が受け身の側に立とうとする日本人特有の態度のあらわれなのだな」と、わかってくる。それにしても、どうして日本人はこうまで選択権を自分で持とうとしないのだろう――そう思っている人は多いはずだ。まずは具体例から入ったのね。でも、私は「何が食べたい?」って聞かれたら、「お魚!」って、はっきり答えるわ。 ミシェルの個人的なことを聞いているわけじゃないよ。第一、ミシェルはちょっと変わっているから、ミシェル?具体?=日本人?一般?といった?イコールの関係?は成り立たないよ。失礼しちゃうわ。 冗談はともかく、この短い文章の中にも論理的な関係があるってこと、分かる?えっ? ?自分が受け身の側に立とうとする?が、この具体例に対する要点なんだ。しかも、次に?選択権を自分で持とうとしない?って、繰り返している。そうか、筆者の立てた筋道を読み取ろうとすると、いろいろ見えてくるみたい。  文章の要点をつかまえる文章の内容を読み取ろう