National_language page 13/22

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第一講　国語の正体を知ろう111『日韓＝合わせ鏡の世界』　呉善花　 　はい、時間。え?、まだ全部読めてない。　ダメ。もう時間。それじゃあミシェル、問題文には何が書いてあった？え?と、え?と、なんとなく分かる....

第一講　国語の正体を知ろう111『日韓＝合わせ鏡の世界』　呉善花　 　はい、時間。え?、まだ全部読めてない。　ダメ。もう時間。それじゃあミシェル、問題文には何が書いてあった？え?と、え?と、なんとなく分かるんだけど、うまく説明できない。先生、意地悪。そんなにすぐには答えられないわ。　 　この文章で一番言いたいことは何？え?と、え?と、日本人がどうのこうのと。あっ、分かった！　日本人は何が食べたいかはっきり言わないって話。　 　確かにそう書いてあったけど、それが筆者の主張なのかな？だって、この話がいっぱい書いてあったから。でも、やっぱり自信ない。　ミシェル、国語は問題文に答えがあるから、簡単なんじゃなかったかな？ひどい。　ごめん、ごめん。実はミシェルの答えた中に、国語に関して大切なことがたくさんあったんだ。あら、何かしら？　ミシェル、?なんとなく分かるんだけどうまく説明できない?と言ってたね。そう、今の私の頭の中、もやもやしている。　だから、短い時間で、設問に答えられない。自分でも整理できていないことを、人に説明することなんてできない。ましてや、限られた時間内に設問に答えることなんてできるわけがない。本当だわ。　 　もう一度、国語のたった一つのルールを思い出してごらん。「次の文章を読んで、あとの問いに答えなさい。」だったわね。　だから、答えは本文にあると言ったんだけど、それだけではやっぱり問題は解けない。　実は、国語の問題というのは、君たちがその文章を理解し